エリアンサス

中東からインドが原産とされる多年生の超多収イネ科作物です。食料生産が困難な不良環境で省力的に栽培できることから、バイオマス資源作物として有望視されて、農研機構で品種が開発されました。二酸化炭素の純隔離量は木本を大きく上回ると試算されます。

エリアンサスには大きな二つの役割があると考えています。耕作放棄された土地を農地として維持するための管理耕作作物としての役割とバイオマス資源の計画的安定供給の役割です。JADIでは、農研機構の研究成果を発展させ、栽培技術の確立と合わせて、耐寒性の高い品種の開発やいろいろなバイオマス利用に適する品種開発を開始しました。

エリアンサスの利用目的には、燃焼による熱利用やバイオガス生産の原料、飼料や敷料などの畜産利用、菌床原料、プラスチック代替原料などが考えられますが、皆さんのアイデア次第です。作物としての展開は始まったばかりで、可能性に満ちた作物です。